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zoom RSS 小さいおうち/ 中島京子

<<   作成日時 : 2015/03/15 21:08   >>

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3月10日は東京大空襲の日、あれから70年、一夜にして10万人近くの人々が命を落としたとか。。。想像を絶する地獄絵図だったことだろうな。。その空襲を経験して、生存なさっている方たちも、もうご高齢だ。目の前でご家族が亡くなっていったと語るその方たちにとって、70年という歳月をもってしても、あの日の恐怖と深い悲しみは消えないことでしょう。

そんな東京大空襲がストーリーに出てくる小説「小さいおうち」は昨年映画が公開されて話題になった。私は小説をまだ読んでなくて、映画を先に観たのだけれど。。。泣けて、泣けて。。。切なくも、深く心に沁みて来るストーリー。

布宮タキは、大学ノートに自分の回想録を記していた。タキは結婚することなく人生を過ごしてきた。回想録執筆を勧めたのは大甥にあたる健史だった。

昭和5年に山形から上京したタキは、女中としてある家庭に仕える。当時、そうやって女中として働くのは花嫁修業の一環みたいなもので、珍しいことではなかったとか。。。やがて日本が戦争へと突入し、人々の生活が激変していく間にも、その家庭で起こっていたことをタキは詳しく記していた。。。戦争がますます激しくなり、タキはいったん故郷へ帰される。戦争が終わったらまた戻ってきてねと送り出されたが、その後東京が大空襲に見舞われてしまい。。。

タキの葬儀の後、その回想録と未開封の手紙を遺された健史は、回想録に登場する人物の消息を追う。その未開封の手紙に書かれていたことが明らかになるところは、ほんと切なすぎて。。。(涙)

昭和初期の結婚事情、家族を引き裂く戦争の残酷さ。。。すごい時代だったんだなと思う。いろいろと不満や悩みはあるけれど、今、こうしてのん気にこのブログを書いていられる自分の状況は、ほんとうはとても幸せと言えるのだろうな。

普通に生きていけるありがたさを痛感。無残にも人生を断たれてしまった多くの御霊に合掌。




小さいおうち (文春文庫)
文藝春秋
2012-12-04
中島 京子


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