You really got a hold on me / The Miracles

先日、樹木希林さんが亡くなった。とても独特な人で好きだったなぁ。人に媚びないし、他人に左右されない、とても強い意思と自己をお持ちだったように思う。そしてなにより人にとても優しい方だったようで、彼女を慕っていたというコメントが次々と紹介されているあたりに、そのお人柄が偲ばれる。

彼女の波乱の人生はマスコミで報道されているとおりだけれど、旦那様の内田裕也さんとは長年別居婚というスタイルでいらしたのもよく報道されている。過去に内田さんが一方的に離婚届を提出して、離婚無効の裁判を起こした希林さんが勝訴し、婚姻関係は続くことになったのはご存知のとおり。その裁判後の会見で希林さんが内田さんへの彼女なりの愛を語っていた映像が何度か放送さていて、彼女の言葉がとても印象的で、旦那さんに心底惚れ抜いていらっしゃったんだなと。。。

「(彼は)不道徳なことばかりやったり言ったりしているけれど、私が搔き分けてどんどん(彼の)心の中まで進んでいったら、それはそれはものすごく美しいものを(彼は)持ってるんですよ。それを私は知っているからね」とか。。。すごいな。私は逆で、相手の美しいと思っていた心の奥底が結構汚れているのを知ってしまったのでお別れしてしまった。さらにもっと奥まで行かなきゃいけなかったかもしれないけれど、それはせずに終わりにした(苦笑)

あとは希林さんが「生まれ変わったらもう彼に出会いたくない。きっとまた好きになってしまって大変な人生になっちゃうから」なんておっしゃったとかで、どれだけ惚れてしまったの?って思う(笑)

希林さんが去年あたり、ある雑誌のインタビューで「人生の最期は、夫・内田裕也の「朝日のあたる家(The House of the Rising Sun)を聴いて、逝きたいと回答した」という記事を読んだ。「朝日のあたる家」はオリジナル(というかトラディショナルなフォークソングらしい)アニマルズの曲だけれど、裕也さんが歌う「朝日のあたる家」は彼ゆえの味があるだろうなぁ。歌詞は「娼婦に身を落とした女性が半生を懺悔する歌」らしく、マイナーコードの旋律のちょっと陰鬱な印象の曲なのに、希林さんはどうしてこの曲がいいんだろう?裕也さんに懺悔してもらいたかったとか?(苦笑)

しかし実際に希林さんは旅立つ前にお聴きになれたかな?(内田さんが臨終に立ち会えなかったと報道されていたから、生歌は無理だったみたい)でも、ご家族が録音してあるものを聴かせたりってこともあるだろうな。どうなんだろ?

でも、なんとなく先述の希林さんのコメント(もう彼に出会いたくない・・・)から、彼女の夫への気持ちを代弁してる曲って「You've Really Got A Hold On Me」かなぁって。。。「あなたが嫌いだけど愛してる・・・」という出だしだもの(笑)タイトルの日本語での意味は「あなたは私を虜にした」みたいな意味との事。 まさに希林さんは内田さんの虜になっちゃったんだろうな。

曲のオリジナルはミラクルズだけど、私はビートルズのカバーで知った曲。ジョンのリードボーカルにジョージがハモっていて、すごくいい感じ♪ビートルズのほかにも多くのアーティストがカバーしている名曲で、youtubeで検索すると、ご本家(ミラクルズのボーカルのスモーキー・ロビンソン)と誰かのデュエットバージョンがいろいろ聴けて素敵だった♪

希林さんの葬儀は今月末あたり(?)に、内田裕也さんが喪主で執り行われる予定だとか。喪主を務める裕也さん、ほんとに希林さんとこの世で出会えてよかったですね。そして希林さん、どうか安らかにお眠りください。R.I.P.


You Really Got a Hold On Me
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