My Life / Billy Joel

野村克也さんが亡くなった。つい先日、金田正一さんのお別れの会に出席なさっていた様子が放送されていたから、ほんとに急逝という感じで驚いた反面、2年前に奥様を亡くされてからの憔悴した感じが心配ではあったので、早く奥様の側へ行きたかったのかなぁ。。。

野村さんの現役時代、私がまだ幼かった頃に野球を観に行って、ホームチーム(ライオンズ)と対戦している南海ホークスのキャッチャーの人は選手なのに監督もやっていると教えられて、「せんしゅなのにかんとくって、ものすごくえらいひとなんだ!」ってびっくりして、すっかり覚えてしまったのが「のむらかつや」選手を知るきっかけだった。

その後、子供の私が「南海を辞めたのはなぜだろう?」って思っていたら。。。後々知った一連のサッチー騒動(苦笑)「野球を取るのか、女を取るのか」と迫られて「世の中野球以外にも職業はあるけれど、彼女は世界に一人だ」と、沙知代さんを選んだ野村さん。沙知代さんがほんとうに大好きだったんだなぁ。それで南海を退団後、前妻との離婚が成立して晴れて沙知代さんと結婚。

しかし、その後も阪神の監督時代に夫人の脱税問題があって辞任したし。。。沙知代さんの問題で退団や辞任をしても離婚ぜずに、世間からは「猛女」とちょっと恐れられキャラだった女性を生涯愛し続けた愛情の深さはすごいな。野村さん曰く「何でも任せておけば大丈夫だった。何があっても動じない強い妻だった」ということで、ある意味、野村さんが野球に専念できたのは奥様のおかげということで、絶大な信頼と愛情をお持ちだったご様子。

野球界に残した功績が偉大ですばらしい方だったけれど、奥様に振り回された人生でもあったから、なんだか野村さんにぴったりな曲が思い浮かんだ。ビリー・ジョエルの「マイ・ライフ」だ。ビリー・ジョエルの6作目のアルバム「52nd Street (邦題:ニューヨーク52番街)」に収録されている曲で発表は1978年。その年は奇しくも野村さんが沙知代さんと結婚された年(笑)すごい偶然!

歌詞は「懇意にしていた友人が突然電話をしてきて、彼が経営していた店を閉めて家を売り、西海岸へ向かったと言う。そして今ではロスで売れない芸人をしているなんて・・・」という内容で始まる。その友人は何もかもがイヤになっちゃったんだという感じの歌詞が続く。そしてその友人がこの一節を言ったと。。。

♪~ I don’t care what you say anymore, this is my life~♪ 
君がなんと言おうと気にしない。これが俺の人生さ

歌詞がほんと野村さんのことみたいだなぁと。。。周りがなんと言おうと、自分の信念を生涯貫いた野村克也さん。それですばらしい実績を残し、生涯を通して日本のプロ野球界へ与えた影響もすごく大きかったけれど、生き方そのものがほんとすごい人でした。今頃天国で愛する奥様と再会なさっていることでしょう。心よりご冥福をお祈りいたします。

ニューヨーク52番街 - ビリー・ジョエル
ニューヨーク52番街 - ビリー・ジョエル

野村克也 野球論集成 - 克也, 野村
野村克也 野球論集成 - 克也, 野村

ありがとうを言えなくて - 野村 克也
ありがとうを言えなくて - 野村 克也

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